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2019 MLB 田中将大投手と菊池雄星投手が初対決
category: MLB | author: GT−40X
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    JUGEMテーマ:MLBメジャーリーグ

     

     ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手とシアトル・マリナーズの菊池雄星投手は日米通じて両者が投げ合うのは初めてのことということです。NPBでは同一リーグに所属していただけに意外な気がします。この試合の模様や最近の日本人メジャーリーガーの活躍を振り返っていきたいと思います。


    田中将大投手(ニューヨーク・ヤンキース)

     

     6年連続の二桁勝利に王手をかけている田中投手は8/22の敵地でのアスレチックス戦に先発登板しました。初回にいきなり無死満塁の大ピンチを迎えます。内野ゴロの間に1点を失い、更に2点タイムリーを浴びていきなり3失点を喫します。

     

     2回は三者凡退でしたが、3回に先頭打者に三塁打を浴びて続く打者にタイムリーを浴びて1失点。その後1死1、3塁となって次の打者をショートゴロに打ち取り併殺かと思われましたがセカンドの送球が逸れて併殺とならず、更に1点を失いました。その後は無失点で抑え6回で降板。味方は追いつくことが出来ず3−5で敗戦し田中投手は今季7敗目を喫しました。6回を投げて8安打4奪三振2四球5失点という内容でした。

     

     菊池雄星投手との投げ合いとなった8/27の登板は菊池雄星投手の項で振り返りたいと思います。


    ダルビッシュ有投手(シカゴ・カブス)

     

     ダルビッシュ投手は8/21の本拠地でのジャイアンツ戦に先発登板しました。初回にいきなりロンゴリア選手に2ランを浴びて2失点。しかし味方がすぐに追いつき、ダルビッシュ投手も2回からは3イニング連続で三者凡退と好投します。更に2回裏の打席でタイムリーを放って勝ち越し点をあげます。

     

     しかし4点リードで迎えた5回にヤストレムスキー選手に2ランを浴び、更に3点差の6回にポート選手に2ラン、ピラー選手にソロと2者連続でホームランを浴びて同点とされて降板となりました。チームは8回に逆転して12-11で勝利しました。ダルビッシュ投手は勝敗はつかず、5回1/3を7安打8奪三振7失点で自己ワーストの計4発のホームランを浴びたのが痛かったところです。

     

     そしてダルビッシュ投手は8/27の敵地でのメッツ戦に先発しました。初回を三者凡退で立ち上がりますが、2回に先頭打者に三塁打を打たれて無死3塁のピンチを抱えます。しかし、後続を落ち着いて打ち取り無失点で切り抜けます。

     

     そして4回にアロンソ選手にホームランを浴びて1点を先制されますが、5回に味方がすぐに逆転してくれます。その裏に先頭打者に6試合ぶりとなる四球を与えます。これで連続打者無四球の記録は142で途切れましたがこの回は無失点に抑えます。6回には日米通算2500奪三振を達成。7回、8回を三者凡退に抑えこの回で降板。チームも5−2で勝利し、ダルビッシュ投手は今季5勝目をあげました。8回を投げて5安打7奪三振1四球1失点と素晴らしい内容でした。

     


    前田健太投手(ロサンゼルス・ドジャース)

     

     前田投手は8/22の本拠地でのブルージェイズ戦に先発登板しました。2回に1死2、3塁から内野ゴロの間に1点を失います。その後は5回までヒットを許さず味方の援護を待ちます。

     

     しかし、味方打線は沈黙し前田投手が打ったヒット1本のみと抑えこまれます。前田投手は6回にゲレーロJr.選手にソロホームランを打たれて2点目を献上し、この回で降板となりました。ドジャースは9回裏に一挙3点を奪ってサヨナラ勝ち前田投手の黒星も消えました。6回を4安打9奪三振2失点とQSの内容でした。

     

     8/23の本拠地でのヤンキース戦では9回2死から何と代打で登場。意外な形で初のヤンキース戦出場となりましたが三振に終わりました。


    菊池雄星投手(シアトル・マリナーズ)

     

      前回登板は見事なMLBでの初完封勝利をあげた菊池投手は、先発を一回回避して8/27の本拠地でのヤンキース戦に先発登板しました。相手の先発は田中将大投手で日本人投手同士の投げ合いが実現しました。

     

     1回表にいきなりジャッジ選手に2ランを浴びて菊池投手は先制を許します。一方の田中投手は三者凡退と快調なスタートを切ります。2回はお互いに無失点に抑えますが、3回表に連打を浴びたあとガードナー選手に3ランを浴びて追加点を取られてしまいます。田中投手は3回まで無安打で1四球のみと快調なピッチングを見せます。

     

     4回表の2死1、2塁のピンチはしのいだものの菊池投手はこの回で降板。田中投手はこの後も好投を続け、5回の2死1、3塁のピンチも切り抜けて勝利投手の権利を得ます。6回は三者凡退で7回の先頭打者に二塁打を打たれるものの後続を抑えて無失点。この回で田中投手は降板となりました。

     

     試合はヤンキースが7−0でマリナーズに大勝。菊池投手は4回8安打5失点で9敗目を喫しました。一方の田中投手は7回を3安打無失点の快投で今季10勝目をあげました。これでMLBで6年連続の二桁勝利で野茂英雄氏や黒田博樹氏の5年連続を抜き日本人選手で最多の連続記録となりました。田中投手が菊池投手に先輩の貫禄を見せつけた格好となりました。菊池投手はホームラン2発の前に沈められて無念の田中投手との初対決となってしまいました。

     


     

     ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は8/20の敵地でのレンジャーズとのダブルヘッダー第2試合に出場し3安打を放って今季8度目の猛打賞をマーク。8/24のアストロズ戦では今シーズン100安打目を放ちました。しかし、ここ数試合は無安打の試合が続き少し調子は落ち気味のように思われます。本塁打のペースも上がらず,果たして2シーズン連続の20本塁打をマークできるかどうか気になるところです。今回の記事はここまでと致します。

     

     

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