2019.10.04 Friday/01:13 |
侍ジャパン プレミア12メンバー発表 |
それでは今回選ばれたメンバーを見ていきましょう。
投手
- 岸 孝之 (楽天)
- 山岡 泰輔(オリックス)
- 松井 裕樹(楽天)
- 山口 俊 (巨人)
- 山崎 康晃(DeNA)
- 今永 昇太(DeNA)
- 大野 雄大(中日)
- 高橋 礼 (ソフトバンク)
- 千賀 滉大(ソフトバンク)
- 山本 由伸(オリックス)
- 森原 康平(楽天)
- 中川 皓太(巨人)
- 田口 麗斗(巨人)
捕手
- 小林 誠司(巨人)
- 会澤 翼 (広島)
- 甲斐 拓也(ソフトバンク)
内野手
- 山田 哲人(ヤクルト)
- 源田 壮亮(西武)
- 浅村 栄斗(西武)
- 菊池 涼介(広島)
- 外崎 修汰(西武)
- 坂本 勇人(巨人)
- 松田 宣浩(ソフトバンク)
外野手
- 近藤 健介(日本ハム)
- 周東 佑京(ソフトバンク)
- 吉田 正尚(オリックス)
- 鈴木 誠也(広島)
- 秋山 翔吾(西武)
今回のメンバーからは菅野智之投手(巨人)、中田翔選手、筒香嘉智選手ら第4回WBCで中核を担った選手達が外れました。コンディション等の理由からと思われます。その一方で山口俊投手や大野雄大投手、岸孝之投手らベテラン投手が入りました。投手陣の構成としてはやや先発投手に偏っている印象ですが、山口投手や山本由伸投手等ブルペンの経験のある投手もおり、その起用法が注目されます。
偏りがあるといえば、内野手も所属チームではセカンドを守っている選手が7人中4人を占め、ファーストをレギュラーとする選手は今回ゼロとなりました。ファーストにはかつてレギュラーとして守ったこともある浅村選手を起用するものと思われます。また外崎選手はサードやショート、外野も守れるユーティリティプレーヤーですので手薄なポジションのバックアップとしても起用されそうです。
外野手のメンバーの中では周東選手が今回大抜擢されました。彼も内外野を守れるユーティリティプレーヤーですので様々なポジションでの守備固めや走塁のスペシャリストとしての起用が考えられます。近藤選手は現在は外野手や指名打者としての出場がほとんどですが元々は捕手。三塁手の経験もあります。緊急時の捕手起用もありえるかもしれません。
今回のメンバーは稲葉監督の複数の役割を担える投手や野手を数名いれているのが特徴的です。彼等をうまく使うことで戦術的に柔軟な交代等を行いたい意図を感じます。これまで主軸を担ってきた選手が体調面の不安の為辞退するということがありましたが、なかなか面白く可能性を感じさせるメンバー構成となったと思います。あとは稲葉監督の采配ぶりに注目したいと思います。
今回のプレミア12では前回果たせなかった優勝の期待がかかります。また東京五輪に向けての試金石という意味合いもあります。悲願である五輪での金メダルやその先にあるWBCの覇権奪回に向けてまずはこのプレミア12で好結果を残したいところです。侍ジャパンの健闘を大いに期待したいと思います。今回の記事はここまでと致します。