2020.06.24 Wednesday/22:20 |
2020シーズンに達成が期待される記録 |
JUGEMテーマ:プロ野球全般
新型コロナウイルスの影響で120試合に短縮という形ではありますが、何とか開幕した2020年のシーズン。今回は今シーズンに達成が期待される主な通算記録を見ていきたいと思います。
通算2000本安打
巨人の坂本勇人選手が昨季までで1884本の安打をマークしており、開幕時点であと116安打に迫っていました。6/23の試合終了時点で6安打を放ちあと110安打となっています。120試合の短縮シーズンとなっていますが、ケガ等のアクシデントがなければ順当に今シーズン達成となりそうです。また既に日米通算では達成していますが阪神の福留孝介選手がNPBのみでの通算2000本安打に開幕時点であと103安打としていました。6/23時点で2安打を加えてあと101安打としています。ちなみに昨季は89安打でしたので、今季での達成は難しいかと思われます。この二人に次いで2000本安打に近づいているのが西武の栗山巧選手。開幕時点で残り175安打で昨季までのまでの成績推移から正規のシーズンでも今季の達成は難しいと思われますが、来季には達成可能な数字です。6/23時点で6安打を放っており元気なところを見せていますので、今季出来る限り2000本安打に近づきたいところです。
通算300本塁打
今季からソフトバンクに移籍したバレンティン選手があと12本に迫っています。今季はまだ本塁打は出ていませんがこれまで通りの力を発揮すれば達成は容易だと思われます。達成すれば外国人選手としては史上4人目の快挙となります。福留孝介選手もあと20本としていますが今季は短縮シーズンで昨季の実績から考えても今季での達成は厳しそうです。ソフトバンクの松田宣浩選手はあと26本塁打。昨季はちなみに30本塁打を記録しています。こちらも短縮シーズンと考えると達成は難しいと思われますがどうなるでしょうか。
通算1000打点
ソフトバンクの内川聖一選手が開幕時点であと43打点としています。しかし現在内川選手は2軍で調整中です。近年は故障等で成績が下降していることと、ソフトバンクの選手層が厚いこともあって今季での達成は難しいかもしれません。起用される打順にもよりますが、近年不調だった打撃が復活するかどうかが記録達成のカギとなりそうです。
通算300盗塁
阪神の糸井嘉男選手があと3盗塁に迫っています。年齢的な衰えと故障明けの足のコンディションが気になるところですが、残り僅かということもあって達成することはできそうです。今季は開幕からスタメンで出場していますので達成は時間の問題だと思われます。
通算250セーブ
名球会入りの加入要件となっている通算250セーブですが、阪神の藤川球児投手が開幕時点で日米通算であと7セーブ、NPB単独でもあと9セーブとしています。昨季途中からクローザーに復帰し16セーブをマーク。今季もクローザーを務めることになりそうですので、順調にいけば今季に達成できそうです。そしてソフトバンクのサファテ投手もあと16セーブとしていますが、こちらは2年間ほど故障の影響で足踏みが続いています。家族の事情で一旦帰国していましたが再来日して7/4にチームに合流予定です。但しサファテ投手が欠場している間にクローザーを務めていた森唯斗投手の存在もありクローザーとして起用されるかどうかはわかりません。かつての球威が戻りクローザーに起用されることになれば十分に可能な数字ですがどうなるでしょうか。
通算350ホールド
通算ホールドのNPB最多記録保持者である日本ハムの宮西尚生投手がこの区切りの数字にあと13ホールドに迫っています。35歳となった今でもまだまだ健在なところを見せている宮西投手。今季は6/23時点で1ホールドを追加しています。中継ぎ投手ということで地味な役割ではありますが、それでもほどんと故障なく長年投げ続けているのはすごいことです。昨季まで2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝いている宮西投手ですが、今季の数字次第では通算400ホールドの来季達成も視野に入ることになります。今季は短縮シーズンですがどこまで数字を伸ばせるか注目したいと思います。
今シーズンの達成されそうな通算記録の中でも最も注目されるのが坂本選手の通算2000本安打でしょう。最年少での記録達成は開幕が延期されたため絶望的になってしまいましたがそれでもかなりのスピード記録となります。新型コロナウイルスに感染したとのニュースが流れたときは今季の達成にも黄信号がと思われましたが、大事に至らず無事に開幕戦に出場を果たしました。順調にいけば今季の達成は間違いないと思われます。そして阪神の藤川投手の通算250セーブ。今年の7月で40歳を迎える大ベテランは一時はこの記録を達成することは難しいと思われていました。その流れが変わったのは昨季後半で、それまでクローザーを務めていた投手の不調から、経験豊富な藤川投手がクローザーとして起用されることとなりそこで見事に結果を出して見せました。記録達成まであとわずかとなった今季の奮投を期待したいと思います。今回の記事はこれまでと致します。