2017.07.26 Wednesday/01:18 |
先週の注目スポーツイベント回想 |
まずは大相撲名古屋場所の結果からです。
14日目の時点で白鵬が13勝1敗で平幕の碧山が2敗で追う展開。白鵬が千秋楽で負けて碧山が勝てば優勝決定戦となる展開でしたが、碧山は嘉風に勝ち2敗をキープ。そして白鵬と日馬富士の千秋楽結びの一番の勝敗の行方が注目されました。1分を超える相撲となりましたが白鵬が寄り倒しで日馬富士に勝ち通算39度目、2場所連続優勝を成し遂げました。2横綱1大関が途中休場、大関豪栄道が負け越す中、立派に横綱としての務めを果たしました。若手の台頭もありますが、まだまだ白鵬の時代は続いていきそうな気配です。なお3賞は殊勲賞は御嶽海、敢闘賞は碧山、技能賞は該当者無しとなりました。
続いてボクシング世界タイトル戦の話題です。
WBA世界ライトフライ級タイトルマッチでは王者田口良一選手が同級1位のロベルト・バレラ選手相手に6度目の防衛戦に臨みました。田口選手は的確に相手のボディに打ち込み相手の動きを止めて主導権を握ります。そして9ラウンドにラッシュをかけたところでレフリーが試合を止めて田口選手のTKO勝ちとなりました。6度目の防衛に成功した田口選手はWBO世界ライトフライ級王者の田中恒成選手との統一戦に意欲を見せました。
もう1試合はIBF世界ミニマム級タイトルマッチ。王者ホセ・アルグメド選手に同級9位の京口紘人選手が挑戦しました。4ラウンドあたりから徐々にペースを掴み始めると9ラウンドにはダウンを奪います。12回まで戦い勝負は判定に。判定の結果は3-0で京口選手が新チャンピオンになりました。デビューからわずか1年3ヶ月で世界チャンピオンを奪取というのは日本ボクシング史上最速の快挙となりました。
次は男子ゴルフの全英オープンです。
7/23の全英オープン最終日。期待の松山英樹選手は7打差の5位でスタート。しかし1番ホールでいきなり痛恨のトリプルボギー。その後もなかなかスコアが伸びず、結局2アンダーで14位に終わりました。優勝は首位スタートのジョーダン・スピース選手が一時スコアを落としてマット・クーチャー選手に逆転を許しながらも、終盤の猛チャージで再度逆転し全英オープン初優勝を飾りました。これで3度目のメジャー制覇となり、生涯グランドスラムに王手をかけることとなりました。今年8月の全米プロゴルフ選手権を制覇するとタイガー・ウッズの最年少生涯グランドスラム達成記録を抜くことになります。
続いてツール・ド・フランスの結果です。
7/1より行われていたツール・ド・フランスは7/23に最終第21ステージを終え、クリス・フルーム選手が「マイヨ・ジョーヌ」を守り抜き総合優勝を飾りました。3年連続で4度目の制覇となります。また、ポイント賞はマイケル・マシューズ選手、山岳賞と敢闘賞はワレン・バルキル選手、新人賞はサイモン・イェーツ選手、チーム総合賞はチームスカイがそれぞれ獲得しました。
最後に世界水泳の話題です。
シンクロナイズド・スイミングは今回2個の銅メダルに留まりました。リオ五輪で銅メダルを獲得したメンバーから3人が抜け、新たなメンバーで迎えた大会でしたが、ウクライナ代表の壁をなかなか今回は越えることが出来ず、チームテクニカルルーティーンとフリーコンビネーションの2種目で銅メダルを獲得しましたが、その他の種目では4位に終わりメダル獲得とはなりませんでした。東京五輪に向け更なるレベルアップを図りたいところです。
そして競泳種目も7/23から始まりました。早速メダル獲得のニュースが入ってきています。
女子200メートル個人メドレーで大橋悠依選手が2分7秒91の日本新記録で2位に入り銀メダルを獲得。今大会日本競泳陣初のメダル獲得となりました。世界大会は今回が初めての大橋選手は現在21歳。水泳選手としては遅咲きの選手となります。今年になってから急成長し日本選手権で個人メドレー2種目で優勝。得意の400メートル個人メドレーでもメダルが期待できそうです。
今回の記事はここまでにしたいと思います。世界水泳はこれから注目選手が続々登場します。日本代表選手の健闘を期待したいと思います。