スポーツ関連のニュースを中心に書いています。独自の視点、考察等も書いていこうと思います。ジャンルは野球やサッカーが中心になりますが、出来るだけ多くのジャンルを扱います。
    
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伊調馨選手へのパワハラ問題について
category: 格闘技 | author: GT−40X
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     マスコミでは連日、日本レスリング協会内のパワハラ問題についての報道がなされています。今回はその事について取り上げてみたいと思います。

     とりあえず、概要を書いていきます。

     

     伊調馨選手が北京五輪で2連覇を達成後、それまで指導を仰いでいた現協会強化本部長の栄和人氏の下を離れ、練習拠点を愛知県から東京都に移した事に端を発します。

     

     それを気に食わなかった栄氏が伊調選手に対して嫌がらせを始めたとの訴えです。当時伊調選手を指導していたコーチに指導を止めるように迫ったり、練習場としていた警視庁の施設に出入りできないよう圧力をかけたとのことです。それでもロンドン五輪、リオ五輪で連覇を果たし、伊調選手は4連覇を達成し国民栄誉賞を受賞しました。

     

     しかし、伊調選手が5連覇のかかる東京五輪に向けて練習を行うことが出来ない状況を見て、レスリング関係者が今年1月に内閣府の公益認定等委員会に代理弁護人を通じて告発したということです。

     

     この告発に対し、レスリング協会と栄強化本部長は否定しております。また、当事者である伊調選手は所属先のALSOKを通じてこの告発には一切関与していないこととしかるべき機関からの問い合わせには説明する事を検討しているとコメントしています。

     

     伊調選手というトップアスリートを巡るパワハラ問題という事でマスコミや週間誌で連日様々な報道がなされ、色々な人物が証言しています。しかし、伊調選手はこのことについては公式には何も語っておらず、真実はわからないというところです。

     

     しかし、この報道で栄本部長は心身の衰弱で3/17、18に開催される女子ワールドカップの日本チームから外れることになり、女子の有力選手を多く抱える至学館大学のレスリング部の学生達に心無い誹謗中傷が寄せられるなど大きな問題となっています。

     

     この件についてあくまで個人的な感想ですが、この告発には何か裏があるような気がします。出入りをさせないように圧力をかけられたとされる警視庁はこれを否定しています。伊調選手もこの告発への関与は否定していることに加え、マスコミ報道ではパワハラ行為を否定しなかったとしていますが、肯定もしていません。

     

     そして、伊調選手が東京五輪で5連覇を目指していると当然のようにマスコミは報道していますが、当の伊調選手はそのことについては明言していないはずです。マスコミ等で発言している人達は5連覇を伊調選手が目指しているのに栄本部長が妨害しているというような認識に基づいて発言していますが、そのことにも違和感を感じます。伊調選手がどのようにしたいかが大事であり、この件によって伊調選手の思いに反するような事態になることが心配です。

     

     なにやら、協会内部の権力闘争のような感じもする今回の一件。しかし、本来は選手が競技に打ち込める環境を整えるためというのが競技団体の存在意義だと思います。いずれにしても内閣府や協会で調査中の案件でありますので今後真相が明らかになってくるものと思います。今はそれを見守りたいと思います。

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