2018.07.08 Sunday/06:00 |
最近のJリーグに関するトピックス |
・現在のJ2の状況
J1はW杯で中断していますが、J2はリーグ戦真っ只中です。現在は第22節で折り返し地点を過ぎた所です。
現在の首位は松本山雅。しかし2位大分トリニータと3位のレノファ山口は勝ち点40で並んでいます。4位は勝ち点37で町田ゼルビア。5位は勝ち点36でアビスパ福岡。6位は同じく勝ち点36で横浜FCとなっています。ここまでがプレーオフ圏内です。
昨季J1から降格してきた3チームは今のところプレーオフ圏外とやや苦戦していますが、まだまだ挽回のチャンスは残っています。J1昇格に向けての激しい戦いはまだまだ続きます。
・天皇杯 2回戦 名古屋VS奈良クラブ PK戦やり直し
先日の天皇杯の2回戦で、一旦は奈良クラブが名古屋グランパスをPK戦の末下したことになりましたが、後にPK戦の最中で審判の誤審があった為、PK戦がやり直しとなってしまいました。
そのやり直しPK戦が6/28にパロマ瑞穂スタジアムで行われました。この異例のやり直しPK戦は8人目まで縺れる大接戦の末7−6で名古屋が勝利。奈良クラブのジャイアントキリングはなりませんでした。
奈良クラブは大魚を逸した格好となりましたが、それでも2回戦で見せた大健闘は素晴らしかったと思います。
・大久保嘉人選手 ジュビロ磐田へ
元日本代表で川崎フロンターレに今季から復帰していた大久保嘉人選手が、ジュビロ磐田に移籍することが6/26に発表されました。
かつて3年連続でJ1得点王に輝き、Jリーグ通算最多得点記録である181点を誇る名ストライカーも、今季は12試合で2得点で途中出場も多い状況でした。名波監督のラブコールに応え、ジュビロ磐田に完全移籍となりました。
同じく大ベテランの中村俊輔選手との競演が楽しみであります。大久保選手は6/30の川崎フロンターレのファン感謝デー4で川崎サポーターに移籍を報告し別れを告げ、7/7のジュビロ磐田のファン感謝デーで磐田サポーターから歓迎を受けました。
前人未踏のJリーグ通算200得点を目指してまだまだ頑張って欲しいと思います。
・フェルナンド・トーレス選手の鳥栖移籍、破談に
最後は少し残念なニュースです。
現在J1のリーグ戦17位に低迷しているサガン鳥栖。後半への巻き返しを図るために、かつてのエースストライカーである豊田洋平選手がレンタル移籍先の蔚山現代(韓国)から復帰させました。そして鳥栖は更なる大物と交渉を進めていました。
その大物とは元スペイン代表のフェルナンド・トーレス選手。中国のクラブやMLSのクラブとの激しい獲得合戦が繰り広げられていましたが、6/28に鳥栖と移籍の基本合意に達したとJリーグ公式サイト等で報道されました。
ポドルスキ戦選手やイニエスタ選手に続き、世界的な名選手のJリーグ移籍に沸きましたが、ここから話は思わぬ事態へ。
まだ正式合意に至っていない段階で先行報道されてしまった事に、フェルナンド・トーレス選手側が激怒し鳥栖に対し不信感を持ってしまい、音信不通となってしまいました。
サガン鳥栖の竹原社長は7/1に報道陣に答え、危機的状況にある事を認めて、交渉決裂となる公算が高い事を明かしました。
こうして、大物フェルナンド・トーレス選手の鳥栖への移籍は幻と化しました。最初、話を知ったときは凄く期待しましたが、こういう結果になって残念です。
J1は7/18にも再開されます。日本代表は今回ベスト16に進出した事によって、戦前の予想を上回る活躍で大きく盛り上がりました。これより上に将来進むためには、Jリーグの更なる隆盛が必須だと思います。W杯で起こったサッカー熱がJリーグにも繋がっていくことを期待したいものです。今回はこのあたりで記事を終えたいと思います。