2018.07.31 Tuesday/06:27 |
スポーツトピックス ツール・ド・フランス 他 |
・ゲライント・トーマス選手が初のマイヨ・ジョーヌ
世界最大の自転車ロードレースであるツール・ド・フランスは、7/29に最終ステージが行われ、ゲライント・トーマス選手が個人総合初優勝を果たしました。昨年の王者で4度の総合優勝を誇るクリス・フルーム選手は3位に終わりました。
3週間にわたる長き戦いの中、トーマス選手は第11ステージを制して、総合首位に立つと、次の第12ステージも制して勢いに乗ります。途中の第16ステージで現地の農家の抗議行動による中断のトラブルがありましたが、最後まで総合首位を維持して悲願の総合初優勝を達成しました。
・キングはレイカーズへ、NBA FA戦線
NBAでは7/1からFA選手への交渉が解禁となりました。今回の注目は何といっても”キング”レブロン・ジェームズ選手の去就です。
激しい争奪戦になるかと思われましたが、決着はあっさりと着きました。7/1にレブロン・ジェームズ選手の代理人を務める会社の公式ツイッターでロサンゼルス・レイカーズとの4年契約に合意したことを発表しました。
ロサンゼルス・レイカーズはNBA優勝16回を誇るNBA屈指の名門です。しかし近年は長年のチームの顔であったコービー・ブライアント選手が引退し、プレーオフには2013年を最後に遠ざかるなど、低迷中です。
レブロン・ジェームズ選手の新たなるチャレンジは、この名門の再建となります。ウェスタン・カンファレンスは王者のウォリアーズや、昨季のレギュラーシーズン最高勝率のロケッツ等強敵揃いです。その実力とカリスマ性でキャバリアーズやヒートをNBA王者まで導いた”キング”がレイカーズをどのように変えていくか注目されます。
また、王者・ウォリアーズはケビン・デュラント選手と再契約。更にNBA有数のセンターであるデマーカス・カズンズ選手の獲得に成功しました。これでウォリアーズのスターターにオールスター級の選手が5人並ぶ超豪華なラインナップとなります。
また、注目の大物選手であるクリス・ポール選手や、ポール・ジョージ選手はそれぞれロケッツ、サンダーと4年契約を結び残留しました。
また、ラプターズとスパーズとの間で大型トレードが成立しました。スパーズはカワイ・レナード選手とダニー・グリーン選手をラプターズに放出。そして、ラプターズからデマー・デローザン選手とヤコブ・パードル選手と来年のドラフト1巡目指名権を獲得しました。
来季は特にウェスタンカンファレンスが強力なラインナップを擁しているチームが多く激戦が予想されます。ウォリアーズを止めるのはどのチームか、それとも王者が返り討ちにするのか注目していきたいところです。
・中国での防衛戦&米国での王座獲得
ボクシングWBO世界フライ級タイトルマッチが中国の青島で行われ、王者の木村翔選手が同級4位のフローイラン ・サルダール選手と対戦しました。サルダール選手は先日山中竜也選手を破ってWBO世界ミニマム級王座を獲得した、ピック・サルダール選手の兄にあたります。
木村選手は3回のボディ攻撃で主導権を握ると、5回にダウンを奪います。更に6回に連打からの左ボディでダウンを奪い6回TKO勝ちで初防衛に成功しました。日本人選手が中国で防衛に成功したのは初めてとなります。
続いて、WBO世界スーパーフェザー級王座決定戦が7/28にアメリカのフロリダ州キシミーで行われ、同級2位の伊藤雅雪選手が同級1位のクリストファー・ディアス選手と対戦しました。
伊藤選手は4回にダウンを奪い、その後も果敢に攻めて試合を優位に進めていきます。試合は判定となりましたが、3−0で判定勝ちを収めて王座獲得に成功しました。アメリカでの王座獲得は三原正選手以来37年ぶりの5人目の快挙となります。完全にアウェーの中での見事な勝利でした。
・ハミルトンが今季5勝目
F1グランプリの第12戦ハンガリーGPの決勝が7/29にハンガロリンクで開催され、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィンで今季5勝目をあげました。2位にはフェラーリのセバスチャン・ベッテル、3位にはフェラーリのキミ・ライコネンが入りました。
トロロッソ・ホンダの2台は、ピエール・ガスリーが6位でフィニッシュで8ポイントを獲得。ブレンドン・ハートレーは11位でポイント獲得はなりませんでした。
厚い日が続きますが、この後も様々なスポーツイベントが開催されます。注目は7/30に始まったバドミントンの世界選手権でしょうか。最近活躍が目立つ日本バドミントン陣の健闘を期待したいと思います。それでは今回はここまでと致します。