2018.09.12 Wednesday/07:18 |
サッカー 日本代表VSコスタリカ代表 |
ロシアW杯はベスト16に進出、ベルギー代表に惜しくも敗れましたが予想を上回る健闘を見せてくれました。そしてカタールW杯に向けての第一歩を踏み出します。
ベテラン選手が代表を退き、世代交代が日本代表の喫緊の課題となっています。そのことを見据えて今回のコスタリカ戦ではフレッシュなメンバーを招集しこの試合に臨みます。
それでは試合を振り返っていきます。今回の注目のスターティングメンバーは、GKに東口選手、DFはCBに槙野選手と三浦選手、左SBは佐々木選手、右SBは室屋選手。MFは青山選手と遠藤選手のダブルボランチに、左サイドに中島選手、右サイドに堂安選手。FWは南野選手と小林選手のツートップでフォーメーションは4−4−2のような形で臨みます。
今回のスタメンでロシアW杯に出場したのは槙野選手のみであり、代表経験の少ない選手がほとんどを占めています。しかし、前半立ち上がりからキャリア不足を感じさせず落ち着いて試合に入っていきます。
積極的なプレーで主導権を握り、コスタリカ代表に対して堂々とした戦いを挑んでいきます。そして先制点は前半16分に生まれます。中島選手のCKに佐々木選手がヘディングで合わせシュート。この球が相手DFの頭に当たって方向が変わりコスタリカゴールに吸い込まれて日本の先制点となりました。
その後も得点こそならなかったものの優位に試合を進め、前半を1−0で折り返します。
後半も主導権を完全に握り、コスタリカに対し攻勢をかけます。何度もチャンスをつくり、コスタリカゴールに迫る日本代表。惜しいシーンが続きます。
そして後半21分、中島選手のスルーパスに反応した遠藤選手がゴール前にボールを送ります。受けた南野選手が相手DFの股を抜くシュートを放ち、見事代表初ゴール。追加点を奪います。
更に攻め続ける日本代表。試合終了間際にはパスを右サイドで受けた途中出場の伊東選手がドリブルでペナルティエリア内に進入し、左足一閃。このシュートがGKの手をはじいてゴールネットを揺らし代表初ゴール。3−0とします。
試合はこのまま終了し、3−0の快勝。新生日本代表はまずは順調なスタートをきりました。初戦で代表経験のあまり無いメンバーで構成されたチームとしては、連携が取れており中島選手を中心とした攻撃陣が躍動しました。
今回の若手メンバーに大きな可能性を感じさせた初陣だったと思います。これまでの主力選手との激しいポジション争いが待っていますが、どのようになるか非常に楽しみであります。
地震のためチリ戦が中止になったのは残念でしたが、日本代表はカタールW杯に向けて順調に漕ぎ出しました。来月にはパナマ代表と、南米の強豪ウルグアイ戦が組まれています。そして来年早々には森保監督新体制の試金石となるアジアカップが待っています。これからの日本代表も大いに期待して見守っていきたいと思います。