2018.11.17 Saturday/01:25 |
サッカー日本代表 対ベネズエラ代表戦 |
今回対戦するベネズエラ代表ですが、この国では元々野球の方が盛んでありサッカーではは南米サッカー連盟加盟の国では唯一ワールドカップ出場経験のない国となっています。しかし、最近ではコパ・アメリカでは好成績を残すようになってきており、強化がすすんできています。ちなみにFIFAランキングは29位。50位の日本より上となっています。
そして日本代表のメンバーの中でケガのために青山選手と鈴木選手が離脱。代わりに守田英正選手(川崎)と杉本健勇選手(C大阪)が召集されました。
森保監督就任から4試合目となるこの試合ですが、開始前にトラブルが発生。日本代表とベネズエラ代表を乗せたバスがどちらも大渋滞に巻き込まれ予定時間に到着できないアクシデントに見舞われました。何とか試合開始には間に合って事なきを得ましたが、アップを行えず試合に臨むことになりました。
この試合のスターティングメンバーは次の通り。GKは今回が代表デビューとなるシュミット・ダニエル選手。DFはCBは吉田選手と冨安選手。左SBは佐々木選手。右SBは酒井選手。MFは遠藤選手と柴崎選手のダブルボランチに、左MFが中島選手、右MFに堂安選手。トップ下に南野選手が入ります。FWはワントップで大迫選手が務めます。
試合開始後、前半11分に日本代表は危ないシーンを迎えますが冨安選手がゴールラインギリギリでクリアします。一進一退の攻防の中、日本もベネズエラゴールを何度か脅かしますが得点することが出来ません。
均衡が崩れたのは前半39分。FKを獲得し、中島選手がキッカーを務めます。中島選手が鋭いクロスを入れると、ファーサイドで酒井選手がボレーで合わせ見事に代表初ゴール。日本が先制します。
前半はこのまま終了し、1−0と日本代表が1点リードで後半へと突入します。
後半に入り、日本は中島選手と堂安選手からチャンスを多くつくりますが、ベネズエラの守備陣もよく守り、なかなか追加点を奪えません。交代で入った原口選手も後半30分に決定的なチャンスを迎えますが相手GKの好守に阻まれ得点とはなりません。
逆に後半39分にペナルティエリア内で酒井選手がゴンザレス選手に対してファウルを犯してしまい、ベネズエラにPKを献上。これをリンコン選手に決められて同点にされてしまいます。
勝利を目指す日本代表は、アディショナルタイム中に伊東選手のクロスにあわせた吉田選手がヘディングシュートで相手ゴールのネットを揺らしますが、これはオフサイドの判定で得点とはなりませんでした。
このまま試合は終了し、1−1の引分けとなりました。森保監督体制となってからのテストマッチ4連勝とはなりませんでした。
攻撃面では最近のテストマッチ同様よく機能して多くのチャンスを作り出しました。ただ決め切れなかったのは残念でした。守備陣はPKで1点は失ったもののまずまずだったと思います。
レギュラークラスは安定したパフォーマンスを見せていますが、アジアカップを勝ち抜く為にはセカンドオプションの強化が必要です。特にFWの大迫選手の代わりを務める人材が大きな課題となります。今回召集されている北川選手と杉本選手の次の試合での奮闘を期待したいと思います。
次は今年最後、そしてアジアカップに向けての最後のテストマッチとなるキルギス代表戦となります。いい形で締めくくり来年のアジアカップに臨みたいところです。次の試合の日本代表のパフォーマンスに期待しています。今回の記事はここまでと致します。